無地Tシャツ人気も続く中、それと並行して人気復調をみせているプリントTシャツ。
一枚で着る夏シーズンにおいては、このプリントがスタイリングの印象を大きく左右すると思います。
それだけに「どんなプリントのものを着て良いのか分からない。」とか「合わせ方が分からない。」という方もいらっしゃると思ったのと、何より私が非常にプリントTシャツ好きという事もあり(常に200枚以上は持っていますので。汗)、今回はプリントTシャツを使った1週間コーディネートをご紹介していきたいと思います。
(と思ったら、10日分になってしまったので10日間コーデという事で。)
↓これまでの1週間コーデ記事はこちらから↓
プリントTシャツを使った夏の1週間コーディネート
DAY1(ブラックのアインシュタインT+ベージュチノパン)
※文中のアイテム名リンクは、過去に紹介した記事リンクになっています
90年代初期のアインシュタインのプリントTシャツに、ラルフローレンのツープリーツチノを合わせたスタイリングです。
ハットはユニクロ×JWアンダーソン、サンダルはTeva、バッグはTerrapaxのものになります。
Tシャツとサンダルはブラックカラー、それ以外はベージュ系を使ってまとめています。
黒Tシャツはおそらく多くの人にとって、一番手に取りやすいカラーかと思いますが、それだけに当たり障りのないスタイリングに着地しやすいとも思いますので、ホワイト系のパンツやタックの入ったワイドシルエットのものなどでポイントを作ると、差別化が生まれてこなれた印象に見えるかと思います。
DAY2(ブラックのイラストT+ブラックのスラックス)
こちらも同じくブラックカラーのTシャツになりますが、THE CLASHのジョー・ストラマーをモチーフにしたイラストが大きくプリントされたものとなります。
パンツもブラックカラーでツープリーツの入ったナイロン混の薄手のスラックスを合わせました。
帽子はラコステの麦わら帽子、シューズはコンバースオールスターのビッグロゴスリップオンで色味を合わせています。
スラックスにカジュアルな麦わら帽子を使う事で、違和感をポイントとして使ったいわゆる"外し"のような効果を使っています。
DAY3(ネイビーのミリタリーTシャツ+パタゴニアのショーツ)
サイクリングの際のスタイリングになりますが、こちらはUS ARMYのネイビーカラーのプリントTシャツに、パタゴニアのバギーズを合わせています。
帽子はDECHOのデニム地のキャスケットで。
運動時のファッションなので、半袖Tシャツに短パンというアラフォー的には避けたい合わせにはなりますが、Tシャツのプリント箇所のイエローと同型色のショーツを使う事、ベースボールキャップではなくキャスケットを使う事で、単に運動着っぽくならないような配慮をしてみました。
DAY4(ホワイトのバックプリントT+ブラウンのワークパンツ)
サマーソニック2017のオフィシャルTシャツに、ユニクロ×JWアンダーソンのワークパンツを合わせたスタイリングです。
ちなみにこのTシャツは、私ディレクションで友人のペイントアーティストに描いてもらって作ったもので、デザインだけでなく思い入れ的にもとても気に入っています◎
ベレー帽はエンジニアドガーメンツの物を。
白Tシャツにブラウン系のパンツと、定番的なアイテム合わせになるので、バックプリントはこれくらい大きく派手なものでもアリだと個人的には思っています。
また、パンツと同型色のコーデュロイベレー帽を合わせる事で、バランス的にも収まりの良い印象になったかなぁと。
DAY5(グレーのカレッジプリントT+古着のブラックジーンズ)
Goodwearのグレーに白抜きのYALEプリントTに、USA製リーバイス501ブラック、リーボックのビートニックを合わせたグレーコーディネートで。
ワントーンというよりも、グレーの中でも濃さの違いや帽子やインナーなどではブラックも使った、トーンオントーンでまとめたスタイリングです。
カレッジ系のプリントTにジーンズという合わせ方は、アイテムの組み合わせ的には割と失敗しがちな印象もありますが、トーンの合わせ方や、この場合だとベレー帽やサンダルなどで大学生っぽかったり昔のアメカジになり過ぎないようにバランスを取った感じです。
DAY6(ブラックのロゴプリントT+つなぎの腰巻き)
懐かしのnWoのロゴTシャツに、US ARMYのネイビーカラーのオールインワン(つなぎ)を腰巻きしたスタイリングです。
つなぎを使った場合、流行っている時だろうがそうでなかろうが、そう多くの人が使うアイテムではありませんので、それだけで大きなポイントになる為、特徴のないスタイリングになってしまう心配はありませんが、「ファッションとして着ています。」というのが分かるように着こなす工夫だけ必要になってくるかなぁと思っています。
この場合はTシャツのオーバーサイズ感やハット、時計のカラーなどでそのあたりの配慮をしたつもりではあります。(が、やはり特にこの色のつなぎはガチワーカーっぽく見えがちなので難しいですが。苦笑)
DAY7(タイダイ染めイラストプリントT+ベージュコーデュロイパンツ)
タイダイ染めというだけでもインパクトがありますが、さらに強烈なイラストがプリントされたTシャツです。
キングクリムゾンの2015年のツアー時のTシャツで、パンツはフリークスストアのコーデュロイの5ポケットパンツを合わせています。
バズリクソンズのM37デニムハットでTシャツとトーンを合わせつつ、足元はパラブーツのBarthでこちらはパンツとトーンを合わせています。
Tシャツがここまでインパクトが強いのでそれを邪魔しないようにしつつ、大人っぽさや清潔感を加えるようなアイテム選びをしています。
DAY8(グレーのイラストT+ブラウンのワークパンツ)
アメリカの音楽フェス「コーチェラ」のフェスTシャツに、先ほども使っていたユニクロ×JWアンダーソンのワークパンツにラコステの麦わら帽子、そしてHenry&Henryの迷彩柄のビーチサンダルを合わせたスタイリングです。
バッグはAMIACALVAのデザートカモ柄のものを。
Tシャツのプリントに使われている色味に合わせて、そのほかのアイテムはブラウンや迷彩柄のグリーンなどで拾ってまとめています。
DAY9(ネイビーのオーバーサイズT+スラックス)
ダブルフェイス生地のオーバーサイズTシャツに、ユニクロUのワイドフィットテーパードパンツ、ナイキのAirMax Woven Bootで。
恒例のワントーンでまとめたスタイリングですね。苦笑
Tシャツにハイテク系のスニーカーなので、パンツはやはりスラックス系のものの方がバランスを取りやすくてベターかと思います。
DAY10(ネイビーのイラストT+ベイカーパンツ)
最後は写真はおふざけショットになりますが(苦笑)、US ARMYのベイカーパンツを使ったスタイリングで。
Tシャツはポールスミスのダイナソーシリーズのもので、ハットはボルサリーノのリネンハット、シューズはパラブーツのデッキシューズで。
やはりこちらもTシャツのプリントのグリーンをパンツで拾いつつ、ハットと足元の色味を揃えてまとめています(プリントのエンジ色も拾っています)。
最後に(まとめ)
というわけで、1週間分で7コーデのつもりが10コーデになってしまいましたが、プリントTシャツを使ったスタイリングをご紹介してみました。
プリントTシャツに関しては、「主張や好きな物を身につける」ことを目的とした物だと思っていますし、そうでないと着ていてテンションも上がらないとも思いますので、好きな偉人でもミュージシャンでも、好きな企業ロゴでもなんでも良いので、"自分"が伝わるようなプリントを選ぶのが一番良いんじゃないかなぁと思っています。
ただし、ユニクロやGUなどのプリントTとなると、好きなものや主張をプリントとして着るという"個性の露出"がプリントTの魅力のはずが、流通し過ぎていてその個性以前に「それUT?」ということが先に目についてしまう事もあるので、着こなすのは少々難易度が上がってしまうようには感じています。
(なので個人的にオススメなのは、そういったUTなどであれば、1、2年寝かせてみんながそのデザインがUTだというのを忘れた頃に使うと着こなしやすくなるかなぁとか思っています。)
スタイリングについては、Tシャツのボディやプリントで使われている色をほかのアイテムで拾いつつ、アイテムのどこかで大人っぽさであったり、清潔感を感じられるセレクトをすると整いやすいかと。
やはり、半袖Tシャツに短パンやインディゴのジーンズにスニーカー、みたいなスタイルは、着用者のルックスやスタイル、ステータスやパブリックイメージなどがかなり良くないと難しいと思いますので、私を含め一般の標準的日本人は着こなしで工夫をする必要はあると思いますので、ちょっと気を配ってみると、たかだかTシャツ一枚でも楽しくカッコ良く着れるように思っています。
ちなみに、Instagramでは毎日コーディネートをアップしているので、そちらも合わせてチェックいただけると嬉しいです。
(ここで挙げた以外にもTシャツスタイリングはたくさん載せていますので◎)
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