折しものフレンチやユーロブームもあり、ますますの人気を博しているLACOSTE(ラコステ)のポロシャツ。
古着好きにとっては流行を問わずずっと人気を保ってはいますが、ここ数年で日本国内の旗艦店も増加し、広くファッション・ブランドとして人気も高まっていると思います。
私自身はポロシャツというとフレッドペリーを長く着続けていたもので、この近年のブームに後押しされる形で、ようやく何枚か買い集めるようになりました。
という訳で、そんな購入して愛用中のラコステのポロシャツを織り交ぜつつ、私なりのラコステについてを書いていきたいと思います。
LACOSTE(ラコステ)について
1933年に誕生したフランスのアパレル・ブランドで、ワニの刺繍ロゴの入ったポロシャツで世界的に認知されている老舗ブランドです。
元プロテニス選手であるルネ・ラコステがポロシャツの製造メーカーとして設立し、ブランドの象徴となるワニのマークは、本人の粘り強いプレイスタイルからついた「ワニのラコステ」というニックネームに由来するそうです。
中でも、フランス生産のポロシャツは、本国メイドというオリジナルである事に加え、やや細身で着丈が長いシルエットの美しさから古着ファンを中心に今尚高い人気を保っています。
この「フレンチラコステ」は1990年頃に日本への輸入が停止されたが、2013年より輸入が再開されました。
ラコステの印象やエピソード
印象について
仕事や趣味も音楽関係という事もあり、中でも好きなUKロックなどからの影響で、ポロシャツはフレッドペリーかジョン・スメドレー派ではあったので、ラコステは長年スルーしてきました。
一方で、20年近く前の20代前半の頃には、古着屋でアルバイトをしていた事もあったので、ラコステに対して特にネガティブイメージを持っていたという訳でもありません。
それ以上に、イギリスのロック・ミュージシャンがあまりにもフレッドペリーばかりを着ていたので、ポロシャツと言えばフレッドペリー1択という頭になり過ぎていたのでした。
音楽系の仕事の方には私と似たタイプの人が多いのか、4、5年前などには職場の海外アーティスト担当者から、
「ラコステは日本では人気あるけどヨーロッパ圏だとダサいブランド扱いになっている。」
との嘘かホントかはかなり微妙なタレコミまであったりもして、個人的にはなかなか触手の伸びない状況が続いていました。
そんな私ではありましたが、今では半袖2枚、長袖1枚のラコステのポロシャツを持っています。(語れるほどの量ではなくてスミマセン、、、汗)
完全に昨今のラコステブームに煽られていよいよ購入したという感じです。
道端で急にもらうという一風変わったエピソード
そのうちの長袖1枚は、もらい物になるのですが、ちょっと妙なもらい方だったので、書かせてください。
3、4年ほど前の話になりますが、仕事の移動中だったか休日だったかは失念してしまいましたが、渋谷の駅近辺の喫煙所でタバコを吸っていると、私と同年代位の男性から声をかけられました。
「ラコステ好きなんですか?」
あまりの唐突さにかなり面食らいましたが、「そういえば今俺ラコステ着ているな。。。」と気が付きました。
「え、まあ。」
と、驚きつつも返事をすると、
「今ポロシャツが沢山あって困ってるんですけど要りませんか?」
と、大きなドラムバックのジッパーをその男性は開いて見せました。
するとその中には大量の洋服がびっしりと詰まっていて、その人の言う通りポロシャツらしきものも何枚か目に留まりました。
3、4枚のポロシャツをその中からガサゴソと取り出し、
「これとかもし着れるようだったら、もらってくれませんか?」
と言って、私にラコステのポロシャツを差し出しました。
私は身長181cmほどで、その男性は私よりも少し背の低いくらいの方だったのですが、ジャストサイズで着る派なのか、見た感じからサイズがどれも少し小さく、
「ありがたいですけど、サイズも少し小さそうなので、もらえないです。」
と答えて返しました。
「あ、でもこれなら着れるんじゃないですかね?」
と、その中から1枚長袖を手渡され、
「この人、すげーあげようとしてくるけど、マジ何なんだこの状況、、、」
と思いつつそのポロシャツを肩に合わせてみました。
確かに着れなくはない感じで、サイズ表記も「3」だったので、物によってはジャストサイズでなら着れます。
このまま要る要らないとやっていても終わらなそうでしたし、
「じゃあ、これ戴いて良いですか?」
というと、
「本当ですか!ありがとうございます!荷物多くて困っていたんです!」
ともらう側の私以上に、感謝されました。苦笑
さらに
「LINE交換してもらえますか?」
と爽やかに言ってくるので、「マジ怖ぇ。。」とは思いましたが、この時点ですでに10分くらい会話をしていて、行動は怖いけど人としては良い人そうだったので、思い切ってLINE交換もしました。
その男性と別れて「いやぁ。本当なんだったんだろ。。もしかしたらゲイとかで新手のナンパとかだったのかな。。」とも過ぎりましたが、それから1度も連絡は来ていません。
本当にただ良い人だったのかもしれず、当初はもらったポロシャツも「なんだか着るの怖いな。。」とも思っていましたが、今では普通に着ているので、むしろもっともらっておけば良かったなと思っています。笑
使用感や着用コーディネート(長袖&半袖)
無駄なエピソードトークで文字数をかなり消費してしまいましたが、その時もらった長袖ポロシャツがこちらです↓
パタゴニアのバギーズについて書いた時に着ていたものですね。
色味は茶系なので、下手をすると完全におじさんになりそうだったので、一枚で着る場合はショートパンツに合わせる事が多いです。
一昨年くらいに古着屋で購入した半袖の物がこちら。
写真だと長袖の物と同じ色味に見えますが、こちらはもう少し薄い色でカーキに近いです。サイズ表記は「4」。
パンツはリーバイスの70年代くらいのスタプレスト、サンダルはビルケンシュトックのチューリッヒで。
古着好きの定番みたいなスタイリングですかね。
もう一枚はカーゴパンツとかベイカーパンツに使われているようなミリタリーグリーン調の半袖ポロなのですが、着用した写真が手元になかったので割愛で。。。
サイズ感は古着の場合はかなり個体差があるので、物次第でなんとも言えませんが、181cm、75kgの私で「3」でジャストだと思いますが古着だと縮みによっては少し小さいかも、古着で買うなら「4」か「5」だとややゆったりで着れると言ったところでしょうか。
いずれもフレンチラコステのような珍しいものではない普通の古着になりますが、それでも現行商品とは少し違った色味や雰囲気を感じる事もできるので、 非常に気に入っています◎
自分自身のファッションの好みも、この数年は好きなミュージシャンに引っ張られすぎる事も無くなってきて、長く着れてガシガシ洗えるベーシックなものを好むようにもなっているので、おそらく今後も飽きる事なくラコステは買い足していく事になると思います。
少し長くなってしまいましたが、今回はこれにて。
それでは◎
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