Tiny Style Salon

定番ブランドや古着を中心に、30代40代の大人のメンズファッションに使えるアイテムの紹介、スタイルの提案をしていきます。

M65フィールドジャケットでカジュアルダウンした着こなしを【古着】

リタリーウェアの大定番と言えるM-65フィールドジャケット。

 

多くのデザイナーズブランドやセレクトショップオリジナル等でデザインソースになっていたり、レプリカも数多く発売されています。

 

昨今では古着好きのみならず、ドレススタイルのカジュアルダウンとして落としんだスタイルも人気を高めていて、若者というよりもアラサー・アラフォーといった大人のファッション・アイテムとしての需要の高まりも感じています。

 

そんな訳で、今日は愛用中の物も交えてM65をご紹介したいと思います。

 

 

M65フィールドジャケットについて

アメリカ軍が用いた防寒戦闘服で、名の通り1965年より用いられたとされています。

M-1941、M-1943、M-1950、M-1951と続くフィールドジャケットの後継としておよそ40年間に渡り採用され、戦闘服としてもカジュアルウェアとしても多くのデザイン的影響を及ぼしています。

 

年代によるモデルの違い(1st〜4th)

他のヴィンテージ古着同様、年代によるディテールが異なり、それにより古着市場では細かく1stから4thまでが分類されています。

 

M65ファーストモデル

1965〜66年に使用されたとされるファーストモデルは、以降のモデルには採用されているエポレット(肩章・ショルダーループ)が無いという大きな特徴を持っています。

わずか1年という短い期間のモデルとなった為、古着市場でも非常に珍しく入手の難しいモデルと言えます。

 

M65セカンドモデル

2ndからの分類はジッパーで簡易的に見分けることができ、このセカンドはアルミ・ジップが採用されています。

エポレットは復活し、袖口にはマチがあるという特徴も持っています。

 

年代としては1971年頃まで使用されていたとされています。

 

名作映画「タクシードライバー」でロバート・デ・ニーロが着用したモデルとしても有名なモデルかと思います。

 

M65サードモデル

サードになるとアルミジップからブラスジップ(真鍮製)に変更され、その他には目立って大きな変更はありません。

この変更はアルミ製の場合には、耐久性や酸化により開閉がしづらくという問題があり、それによるものと言われています。

採用期間は1972年~86年頃までとされています。

 

M65フォースモデル

最終形となる4thになるとYKKのプラスティックジップが採用されます。

年代的には最も新しいモデルになりますが、3rdに比べると古着市場で見かける数は少ないかもしれません。

 

愛用アイテムとコーディネート

愛用中のM65は、3年ほど前にFREAK'S STORE 古河本店の催しに仕事で行った際に、スタッフさんによるフリーマーケットが催されていて、そこで4000円くらいで購入したセカンドモデルです。

 

アルミジップの調子は良好ですが、袖口のマチが薄い生地なので袖口だけダメージが強めに見られますが、それでも4000円はお買い得でした。

 

着てみるとこんな感じ。

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最近の気分やトレンド的には、こういったクリースの入ったスラックス型のパンツを合わせると、それっぽくなりやすいのかもしれません。

 

中に着たニットはユニクロとJWアンダーソンコラボのスフレヤーン、パンツはユニクロUのワイドフィットテーパードパンツというユニクロコーデになってしまいました。

足元はミズノのウェーブプロフェシー8という意図せず全てこのブログで紹介したアイテムばかりでした。笑

 

もう1枚コーデ写真を。

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中にリーバイスのジージャンを入れたコーディネート。

かなり無骨ですが、私のようなアラフォーはこのくらい古着古着しても逆に大人っぽくて良い気もしています。

 

着用感・使用感については、まずそれなりに重量感があるので、もしかしたら「重くて嫌だ。」という人もいるかもしれません。

襟にはファスナー開閉で薄手のフードが収納されていますが、完全に実用という感じで私はフードを出して使う事はないですかね。。。

 

M51もそうですが、軍物とはいえ、今や完全にカジュアル衣料として広く浸透して非常に着回しやすいアイテムだと思うので、冒頭にも書いた通り、ドレススタイルのカジュアルダウンや外しとして非常に重宝すると思います。

 

古着でもまだそこまで入手が難しいものでも無いと思いますし、レプリカなども多く販売されているので、気になる方は手にとってみてください。

 

それではまた◎

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