Tiny Style Salon

定番ブランドや古着を中心に、30代40代の大人のメンズファッションに使えるアイテムの紹介、スタイルの提案をしていきます。

【初級編】メンズコーディネートで失敗しない為の5つのポイント【アラフォーファッション】

回は趣向を変えて、購入品・愛用品紹介やスタイリング紹介ではなく、

「ここを気をつけるとお洒落に見えやすいかも?」

と私が個人的に感じているポイントを5つに絞ってまとめてお話していきたいと思います。

 

このブログを何度か見ていただいている方や、インスタグラムをフォローいただいている方は、おおよそ私がどんな感じのスタイルを好んでいるか分かって頂いているかと思いますが、もし初めてこの記事で辿り着いて頂いた方がいらっしゃれば、以下の1週間コーデシリーズかインスタを見ていただけますと幸いです。

このブログを読んでくださっている方は、ファッションが好きな方が多いと思うので、

「そんなの言われなくても知っているよ。」

という事ばかりになるかもしれませんが、今回は、いわゆる初心者向けとでも言いますか、基本編のような感じでまとめていこうと思いますので、温かく見守ってやってください。苦笑

 

どこまで上手にまとめられるか不安はありますが、出来る限り完結かつ分かり易くまとめていきますので、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

 

お洒落だと思われたいのか、ダサいと思われたくないのか

最初に、大前提として、

「お洒落だと思われたいのか or ダサいと思われたくないのか」

このどちらを目指すのかで大きく意識すべきポイントは異なってくると私は考えています。

 

これ、意外とファッション系のユーチューバーさんやブロガーさんでも触れている方はいないと思うのですが(少なくとも私は見たことがないので)、ここがブレると事故ります。

 

基本的に人気のファッションインフルエンサーさんの多くは、後者向け(いわゆるファッション初心者向け)に発信しているケースが大半です。

「こう合わせたり着こなすと、それっぽく見えますよ。」

といった指南がメインになる一方で、その通りにしてお洒落だと思われるのかと言われると、少々難しいかもしれません。

 

理由は簡単で、あくまでも"基本"を指南している為、差別化になりうる着こなしの提案はしていないからです。

 

では、お洒落になりたいと、攻めたスタイリングに挑戦をする場合には、リスクとして「良く分からない格好でダサい...。」と、真逆の評価を受けてしまうことでしょう。

 

当然、お洒落だと思われる着こなしに比べ、ダサいと思われるのを回避する着こなしの方が容易です。

 

ユニクロ評論などで著名なM◯さんの書かれている内容は非常に整理されていますし、特に異論があるポイントを感じたこともありません。

ですが、お洒落だと思われたい場合には、もう一歩チャレンジが必要になると思いますので、ファッションを通して他者からどう見られたいのかだけは、あらかじめ決めておく事をおすすめしたいと思います。

 

コーディネートで失敗しない為の5つのポイント

何よりサイジング(サイズ選び)

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ここからは、具体的なポイントに移ります。

 

一つ目はサイジングです。

正直、サイズさえ適切なアイテムが選べていれば、ダサいと思われる事はほぼ回避できると思っています。

 

現在はオーバーサイズがトレンドなので、少しこの点が掴みにくい所もあるのですが、

「なんでこの人、普通っぽいアイテムしか使っていないのにお洒落に見えるのだろう?」

という人っていると思いますが、おそらくその理由の多くはサイジングではないでしょうか。

 

特に、パンツの裾の処理は分かりやすいかと思いますが、普通のジーパンやチノパン、スラックスを同じように履いていても、お洒落とされている人はその長さに気を配っていますし、反対にそうでない人はあまり気にせず購入したまま履いてしまっている事が多い印象を受けます。

 

オーバーサイズがトレンドにしても、クラシックなメンズスタイルの基本はジャストサイズにありますので、トップスとパンツどちらもジャストサイズを把握した上で、オーバーサイズを取り入れる事で、違いや差が出てくると思います。

 

同じくトレンドのセットアップなんかも、サイズ選びでかなり印象が変わってくると思います。

 

良く聞く「服に着られている感じがする。」というのは、着ている人がブランドのパワーに負けている揶揄という印象もありますが、その実、サイズが合っていない場合にそう思われる事がほとんどではないかと私は考えています。

 

色を拾う(ワードローブの色を絞る)

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この「色を拾う」ということも、クラシックなメンズスタイルの基本です。

 

メンズスタイルの基本となるスーツスタイルを想像すると分かりやすいと思いますが、例えばベルト・靴・鞄・手袋などは同系色でまとめるのがセオリーですし、ネクタイやマフラーで使っている色をソックスで拾うというのも定番的手法です。

 

カジュアルシーンにおいても、この基本をベースをした上での"崩し"や”外し”になりますので、例えば、バッグと靴の色を絶対に合わせなければならないという訳ではありませんが、セオリーから外した合わせ方であるという事を理解した上で、代わりにどこかでバランスを取るといった事が必要になるかと思います。

 

これに補足をすると、洋服や靴、鞄などを普段購入する際に、自分のワードローブで使う色をある程度絞って決めておくと、色合わせが格段にやりやすくなると思います。

 

私の場合でいうと、ネイビー(インディゴブルー含め)、ブラウン、オリーブ(グリーン)の大きく3色がワードローブの大半を占めています。

使う色がワードローブ内で既に絞られている為、色を拾ったり、ワントーンコーデを組む際に非常にスムーズですし、3色どれも相性の良い色なので、どう合わせても色で失敗をするという事はほとんど起こりません

 

更に補足をすると、ブラックはクラシックなメンズドレススタイルでは使用しないカラーになるので、"ファッション"をしたい場合には問題ありませんが、"スタイル"を目指す際にはあまり使用機会がないかもしれません。

私はどちらも好きでそのどっちつかずなので、黒もしばしば買うのですけどね。

 

また、スタイリングもモノトーンは比較的イージーなので、ブラックは使い勝手が良いように思えますが、反面、差別化がしにくかったり、色が潰れてアイテムの表情が見えにくかったりもするので、ベターには見せやすいですが、"お洒落"に見せるのは案外難しいと私は感じています。

 

購入時にアイテム単体で選ばない

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こちらはアイテム購入時のお話で、

「これカッコいい!」

と、アイテム単体で購入を決めるのではなく、手持ちのワードローブや自分のスタイルと照らし合わせて購入をすると、失敗が軽減できると思います。

 

昨今のスニーカーブームなどは分かりやすい例になるかと思いますが、確かにカラフルでハイテクなスニーカーは単体で見るとカッコ良いものばかりですし、男心もくすぐります。

 

が、いざ購入して使おうとすると、どうにもしっくりとコーディネートできないという事は少なくないと思います。

 

ハイブランドなども、アイテム単体に強い魅力がありますが、スタイリングというのはアイテム単体がレアであるとかステータスが高いといった事は基本的には関係がありません

極端な話、ファッションに不慣れな人が100万円を使って伊勢丹メンズ館で組んだコーディネートと、こなれた人が2万円でユニクロで組んだコーディネートでスタイリングで対決のような事を仮にしても、こなれた人がお洒落だとジャッジされる確率が圧倒的だと思います。

 

もちろん、ブランドやステータスが全くの無意味という事ではなく、"お洒落"を目指す場合の先には、外し的に"逆に"ハイブランドと分かりやすいものを組み込んだり、ブランドのバックボーンを読み取ってストーリー的なスタイリングを組んだりと色々な手法が出てくると思います。

 

人気ブランドのロゴ物アイテムなども、慣れていない段階で使うと浮いた感じがして「そのロゴにしか目がいかない」ような感じになりがちなので、変にハイブランドのロゴアイテムを買うならば、ユニクロなどで無地の物を買う方が経済的かつリスクも少ないかもしれません。(そのお金で良い鞄や靴を買うと良いかもしれません。)

 

系統が同じ物ばかりを合わせない

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こちらも陥りがちなトラップでして、例えば、

「ジーパンはワークアイテムだから、ワークシャツとワークブーツは絶対に合うだろう。」

と、全身ワークアイテムでコーディネートをしてしまうというトラップです。苦笑

 

言わずもがな、それでは本当の労働者になってしまいます。

確かに、"合う"には合いますが、ミリタリーアイテムで統一してしまえばまんま戦場になってしまいますし、スポーツアイテムで統一すればまんまアスリートです...。

(このあたりはM○さんも言っていましたかね。)

 

ではどうすれば良いかといえば、「アイテムの属性を見て混ぜる」必要があります。

 

自分が着ようとしている服が、ワークなのかミリタリーなのかスポーツなのかフォーマルなのかなど、それらを把握した上で、ミックスするという訳です。

 

極論言えば、それこそがメンズカジュアルやメンズファッションとさえ言えますので、基本的には必ず全身のどこかでテイストのミックスを行う必要があります

 

海外のファッショニスタなどで、全身デニムにワークブーツみたいなスタイリングもありますが、あれはまたかなり上級者向けの発想なので、安易に真似をすると事故る可能性が高いので個人的にはあまりオススメはできません。(好きなスタイルですけどね◎)

 

有名人のスタイリングをそのまま真似しない

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最後の5つ目も陥りがちなトラップで。

 

また最初に例から入りますと、一時代を気づいたキムタクこと木村拓哉さんのアメカジファッションが分かりやすいと思います。

 

チェック柄のネルシャツにビンテージジーンズにワークブーツといったアメカジ定番スタイルや、カットソー1枚にジーンズを合わせたようなシンプルなスタイリング。

言わずもがな、誰がやってもカッコ良くなるスタイリングではありません。

言い方を変えると、あれはキムタクだからカッコ良いといって差し支えないと思います。

 

有名人はそれだけで憧れに近いバイアスがかかりますし、その上、スタイルもルックスも一般の人より良いことが多いです。

憧れるのは全く悪い事でもありませんし、むしろ良い事ですが、そんなスターや有名人のスタイリングをまんま真似すると、これまた事故ります...。

 

スティーブ・ジョブズの黒タートルにジーンズというスタイルが羨望を受けたことも、あのAppleのジョブズだというバイアスあっての上で成り立っています。

 

私なども、海外のロックアーティストが大好きだったので、例えばオアシスやブラーなど英国アーティストのファッションを若い頃に真似したこともありますが、やはりそのまま真似ても同じようには決まりませんでした。

 

考えてみれば当たり前で、オアシスもブラーも、彼らは特段お洒落な訳ではなく、あくまでもロックスターとしてカッコ良いのであって、服装をそのままコピーしてもそこらへんのイギリスの兄ちゃんにしかなれないという訳です。

 

なので、もしそのまま真似をするのであれば、スターや有名人ではなく、一般人で自分がお洒落だと思う人をSNSなりで見つけて参考にする方が、そういった失敗は減るように思います。(私も海外の一般人ファッショニスタをかなり参考にしています。)

 

最後に(まとめ)

今回はイレギュラー企画になりましたが、『メンズコーディネートで失敗しない5つのポイント』と題して、私なりの基本的な注意点を挙げてみました。

 

冒頭印書いた通り、ほとんどがかなり初心者向けの当たり前の話でもあるかと思いますので、今度は中級者編的な感じで書いてみたいと思います。(上級者編は私が上級者ではないので書けないですけど。笑)

 

というわけで、思ったよりも長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

少しでも参考になるところがあったら何より嬉しいです。

 

ちなみに、Instagramでは毎日コーディネートをアップしているので、そちらも合わせてチェックいただけると嬉しいです。

 

それではまた◎

 

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