Tiny Style Salon

定番ブランドや古着を中心に、30代40代の大人のメンズファッションに使えるアイテムの紹介、スタイルの提案をしていきます。

洋服をコーディネートする時に考えている3つのポイント

し前に、「洋服を買う時に考えていること」について書きましたが、今回はそれをスタイリングする時に考えていることについて書いてみたいと思います。

上記の記事でも触れたと思いますが、私個人的には「何を着るか」以上に「どう着るか」にウエイトを置いていますし、オシャレに見えるかどうかという尺度で測るのであれば、同じくどう着るかの占める割合は高いと考えています。

 

 

洋服をコーディネートする時に考えている3つのポイント

まずはスタイリングの基本の基

洋服を嗜む際の大きな捉え方として、「ファッション」と「スタイル」の考え方やその違いを頭に入れておくと、洋服を買う時にも着る時にも、チグハグになりにくくなるように思っています。

言わずもがなかもしれませんが、日本語にするのであれば前者は「流行」、後者は「様式」となり、更に噛み砕くとするならば、前者はより自由度の高い着こなしを楽しみ、後者は一定の制約がある分、物の持つ比重が高くその点を楽しむ傾向が強いように捉えています。リアルタイムとクラシックという言い換えでも大きく外れてはいないかとも思います。

そして更に付け加えるなら、女性は前者、男性は後者寄りの傾向が多いと言えるかもしれません。

 

かくいう私は男性なので、「良いもの選び長く使い、自分のスタイルと言えるテイストを手に入れたい。」という様式への憧れはあるものの、洋服に関してはかなりの飽き性というかマイブームが頻発して気分が色々変わってしまうので、おそらくどちらかといえばファッション寄りの考え方で洋服に接しているように自覚しています。

無論、これらは全くの別物ではなく密接に関わっている要素なので、どちらが欠けてもオシャレとは思われにくいはずですから、あくまでも傾向というお話ではあります。

 

従って、この点に無自覚に雑誌やインフルエンサーの紹介するアイテムを買い集めてしまうなどすると、スタイリングの難しいワードローブが出来上がってしまったり、違和感の残るスタイリングになってしまうなど、まとまりのないチグハグさを購入時にも着用時にも生んでしまうように感じているので、この事を留意しておくのは"基本の基"のような事かもしれません。

 

私含め、アラサーアラフォー以上の大人の男性にとっての失敗の少ない考え方としては、モノ選びは様式を意識した良質で普遍性の高いアイテム選びを、着用時には流行に目配せをした意識を持ってスタイリングをするのがベターと言っても良さそうです。

 

何は無くともTPO

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ここからはタイトルにもある、私がスタイリング時に考えている3つのポイントのお話を。

 

朝起きて、洋服を選ぶ時にまず考えるのがTPO、つまり、「その日どこに何をしに行くのか、気温や天気はどうなのか」という点です。

それこそ自分のスタイルへのポリシーやキャラクター作りとして、不動の装いを貫くのであれば例外ですが、それを除けばどんなに良い服をオシャレに着こなしていても、場にそぐわぬ服装になってしまっては、「お前、コレするのになんでそんな格好で来ちゃったの?」というツッコミが優ってしまって折角のスタイリングも見る人の頭に入ってきません。苦笑

 

反対に、普段のその人のイメージと離れていても、場に沿ったスタイリングが仕上がっていると、私の場合にはめちゃくちゃグッと来るのですが皆さんはいかがでしょう...?

私事ですが、中学生か高校生だった頃、オシャレとされる女性グループと一緒にバーベキューだったかに行った時に、とてもその場にフィットしたアウトドアファッションを上手く着こなしている子がいて「めちゃくちゃオシャレだなぁ。」と思う一方で、私はというと若気の至りでデザイナーズブランドとかでイキってスタイリングしてしまった事を強く恥じた経験があり、それ以来、なによりもTPOを気にするようになった苦い記憶があります。苦笑

 

そんな理由もあり、気に入っている服や買ったばかりの服などがあると、勝負服的に使いたくなるのは常かと思いますが、その日の行き先ややる事、天候などにフィットしているかどうかは私はとても気にしますし、一般的にもTPOにそぐわない服装は減点要素として少なくはないと思っています。

 

とにかく着て合わせてみる

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もしかしたらこれは私の想像力が足りていない部分も多少あるのかもしれませんが、頭の中で「コレとコレは合わないかな。」とか「この服をこんな使い方するのは変だろうな。」と思っても、実際に着用してみると遊びの効いた面白いスタイリングが作れたりする事が私の場合には少なくありません。

なので、「少しでも合わせられる可能性が思い付いたら、とにかく着てみる」そんな風にして新しいスタイリングを毎日探しています。

 

レイヤードする時などは特に、サイズ感などは実際に袖を通さないと分からない部分もありますし、試しに着てみて違和感があっても、その事から次のアイデアが思いついたりもするので、「とにかく着て色々合わせてみる」という事をするだけで、今持っているワードローブから新たに買い足さずとも、新しいスタイリングがいくつも作れたりするものだと思っています。

 

実際に私の場合でいうと、インスタグラムでは現在1年ちょっとで600弱の全て異なるスタイリング写真をアップしていますが、そこまで膨大な数の洋服を持っているかと言えば、そうでもありません。(もちろん、平均と比べたらかなり多いと思いますが)

 

着用アレンジのチェック

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3つめは、購入時のポイントと被りますが、アレンジの確認です。

購入時にも、襟を立ててみたり袖をまくったり、ボタンの留め位置を変えて試してみたりして、複数の見栄えを確認して購入を検討していますが、着用時も同様の事をしています。

 

分かりやすいところで言えば、タックインをするしないあたりはかなり印象が変わりますし、マフラーなど面積の大きなアイテムであれば特に、巻き方でも大きな違いが生まれます。

重ね着の可能な季節であれば、やはり襟の処理や首元や袖口のレイヤードの塩梅、パンツは靴を履いた上でロールアップの有無など丈を決めています。

重ね着の難しい夏場であっても、むしろ着用点数が減ってしまいポイントを作りにくいので、その着方で差別化要素を作る必要も出てくるので、試せる範囲で全てのパターンを試しています。

 

これを毎日やっていると、しばらくは使わない使えないと思っていたアイテムにも活用方法が見つかったりなど、無駄なくワードローブを使い回せる事にも繋がりますし、新しい洋服を一着買うだけで、新たなスタイリングのパターンは爆増すると思うので、少し面倒かもしれませんが、お出かけ前に鏡の前にいる時間を少し長めに確保してもらうと大きく向上することもあるかもしれません。

 

最後に(まとめ)

というわけで、今回は実際にスタイリングする際に考えている(やっている)事を大きく3つに分けてご紹介してみました。

 

ドレス/フォーマルスタイルとなると一定のセオリーがあるので、この限りではない部分もあるかと思いますが、カジュアルスタイリングであればある意味、何やってもOKな点が面白くもあり、私がカジュアルファッションを好んでいる所でもあるので、「買う時」にも書いていますが、買う事で終わるのではなく着るときに時間や頭を使うと、よりオシャレという印象には近くと思いますので、参考になっていただける部分がもしあれば、ぜひお試しいただけたら幸いです◎

 

ちなみに、インスタグラムでは毎日コーディネートをアップしているので、そちらも合わせてチェックいただけると嬉しいです。(別注やオリジナルアイテム製作へのご意見もストーリーズで随時お伺いさせていただいています◎)

 

それではまた◎

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