今回はアイテムやスタイリング紹介ではなく、趣向を変えたお話をひとつ。
『洋服を購入する際に考えていること。』
こちらをテーマに、思いつく事柄を挙げてみたいと思います。
自分自身のファッションを作る際には、「何を選ぶか」と「それをどう着るか」という二つでしかない訳で、当たり前ですが購入内容を受けてのスタイリング作りですから、単にアイテム単体として欲しいと思ったものを買い漁るのは効率的ではありません。
ここで挙げるのは当然”私の場合”という事になりますので、全てが誰にでも当てはまる正解ではありませんが、何か参考になったり共感して楽しめる部分もあるかと思いますので、今回もどうぞ最後までお付き合いくださいませ◎
初めてこの記事で当ブログに辿り着かれた方は、私のファッションの傾向が分からないかと思いますので、インスタグラム を覗いていただいてからお読みくだされば幸いです。
洋服を買う時に考えている3つのポイント
ワードローブとの照らし合わせ
「洋服を置く場所や買うお金に限界がある私のような一般市民の場合。」という前提になりますが、それらの理由により無限に洋服を買うわけにはいきません。
従って、厳選したワードローブに整える必要が出てきます。
その整ったワードローブがどのような状態かを指すのか一言で言うのであれば、「ワードローブ間で、それぞれのアイテムの相性が良い・組み合わせやす状態」だと考えています。
例えば、トップスを10着、パンツを5本持っていたとしたら、そのトップス10着が5本全てのパンツと合わせられる状態が作れると、無駄のない合理的なワードローブだと言えます。(俗に言う"着まわし"というやつですね。)
この考え方を踏まえ、洋服を購入する際には、手持ちの洋服との相性や、既にかなり似たテイストのものを持っていたりしないかなどを思い起こして、今それを購入をする必要があるかどうかを検討します。(ただ、似た物はうっかりかなり買ってしまいますが。苦笑)
以前、以下の記事でも触れましたが、ファッションスタイリングがまだあまり得意ではない方が陥りがちなミスとして、「アイテム単体で物を選び過ぎてしまう」というケースが多々あるように感じています。
レアだったり高額なアイテムには、確かに目を惹く魅力的な物は多いかもしれませんが、それらばかりが組み合わさったスタイリングが必ずしも素敵なものになるかと言えばそうではない場合が多くあります。
「良いものを持っているなぁ。」とか「お金持ちなのかな?」とは思ってもらえるかもしれませんが、こと”オシャレ”という視点においては、モノよりも着こなしの占めるウエイトが大きいとはずです。
無限に洋服を買っておいて置く場所があるのであれば話は別ですが、そうでない場合には、より着まわしを意識した洋服選びを行い、その上で着こなしで差別化を図るのが吉ではないかと私は考えています。
まだまだワードローブとの照らし合わせについては考えることが複数あるのですが、その辺りについては、上記の過去記事でいくつかの項目分けをして詳しく書いていますので、そちらを参照いただけたらと思います。
普遍性(定番度合い)を意識した選び方
10代20代の頃は、デザイナーズブランドにハマっている期間も長かった事もあり、"トレンド"をかなり意識した洋服選びやスタイリングをしていました。
ただ、年齢も30代中盤に入ったあたりから、ある程度年齢に伴ったファッションをと考えるようにもなり始め、現在ではすっかりトレンドを気にして洋服を選ぶことはなくなりました。
(補足をすると、全く自分から意識はせずとも、街を歩いていたりお店を回ったりしていれば無自覚にトレンドは頭に刷り込まれますし、その時代時代で売っている服を買えば勝手にトレンドを踏まえた物を買う事にもなりますので。)
言い換えると、着ることができなくなるほどの劣化がない限り、デザイン的にはずっと着続けることが出来る物を近年では選んでいます。
そうなると、定番的なアイテムという事にも繋がってくるので、スタイリングとしては代わり映えのない"普通"な印象になってしまう懸念はあるかと思います。
ただその点は色使いやサイズバランス、レイヤードなど着こなしでいかようにも出来ますし、個人的にはトレンドフルなハイブランドや高額なレアアイテムをモデルさんのように着るよりも、なんでもない定番アイテムを着こなしで良く見せる方が難しくて楽しいですし、そうしないとひとつめに挙げた洋服の置き場所問題も強まりますしね...。苦笑
加えて、私は洋服が捨てられない病で物持ちが良いので、今の時点でも20年以上前に買った洋服がいくつも現役だったりしており、そう考えると今43歳なので、場合によってはこれから買う洋服というのは死ぬまで持っていて着る事にもなりそうです。
なので、それも考えると定番的にもなってきますし、もっと言えば、新品の状態がピークではなく、着込んで馴染んだ状態がピークと思えるような”味”を楽しめる洋服を務めて選んでいる所もあります。
着用アレンジの確認
着まわしとも少し似ていますが、その洋服を買うかどうかを考える時には、着用アレンジも意識してチェックしています。
例えば、襟のついた服であれば襟を立てた状態を確認したり、ボタンがついていれば全て留めた状態やいくつかだけ留めた状態で着てみたり、長袖であれば袖をまくった状態を見たりなど、もっともスタンダードな着用方法以外の着方を試してそれを確認しています。
個人的には、この着用アレンジを試せているかどうかというのは、実はかなりオシャレに見えるかそう見えにくいかの大きな分岐点になるようにも思っています。
これについては、わかりやすい一例を挙げてみます。
学生時代、オシャレやとっぽいとされる人達をイメージしていただくと、制服やジャージって普通に着てはいなくなかったですか?
袖や裾をまくったり、何か小物を足したりと、着崩しとも言えるアレンジをどこかに入れていたはずです。(一周回ってあえてスタンダードに着るというのもあるにはありますが。)
これは大人になってからのカジュアルファッションでも同様で、特にシンプルだったり定番的な服装の場合には、着用アレンジを試せているかどうかで印象に大きな差が生まれると思っています。
私の場合には重ね着、いわゆるレイヤードスタイリングを好んで多くやりますので、この試着時の着用アレンジは特に気にしてチェックしてから購入をするようにしています。
最後に(まとめ)
そんな感じで、私が洋服を購入する際に考えていることを3つに分けてまとめさせて頂きました。
走り書きで思いつくまま書きなぐったので、説明不足なところや書き漏れてしまっている事柄もあるかもしれませんが、その辺りはご容赦いただきつつ、今後もこのブログを書いていく中で補足していければと思いますので、引き続きお読みいただけますと嬉しいです◎
ちなみに、インスタグラムでは毎日コーディネートをアップしているので、そちらも合わせてチェックいただけると嬉しいです。(別注やオリジナルアイテム製作も進行中でして、製作に関するご意見もストーリーズで随時お伺いさせていただいています◎)
それではまた◎
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