メンズカジュアルファッションのボトムスとしてすっかり定着した感のあるスラックス。
スウェットやデニム、キャップ等々、ドカジュアルなアイテムばかりを使っていても、スラックスを使うだけでバランスも取れ、だら着ではなくファッションを意識しているという印象も簡単に作れる優れものです。
しかしながら、これだけスラックスのカジュアル使いが一般化してくると、"差別化"というオシャレの根本の原理からはその価値は弱まってしまいます。
そこでお勧めしたいのが古着(ヴィンテージ)のスラックス。
過去記事で一度、ウールスラックスを使った冬のメンズカジュアルコーデ5選【Jos A Bank】 - Tiny Style Salonと古着のJos A Bankのスラックスを使ったスタイリングをご紹介していますが、今回はその後に購入したよりゆったりとしたツープリーツのスラックスをご紹介してみます。
今回は早速着用スタイリングから。
Talonジップということ以外、特にどこにも表記などが無かったのでブランドなどは不明ですが、90年代のアメリカ古着のスラックスです。
ツープリーツで腰回りなどゆったりしたものですが、更に通常の自分のサイズより2サイズほどウエストサイズの大きなものになるので、だいぶゆったりとしたシルエットです。
古着のハンティングジャケットにカーハートのロンT、足元はコンバースとかなりのカジュアル具合ですが、やはりスラックスによって印象は大人っぽく上品な方向へも向かいます。
このダブっとしたサイズ感や古着特有のヨレ感も全体と馴染んでスラックスだけが浮いた感じにもなりません◎
お次はこんな感じで。
Orslowのデニムカバーオールにリネンベストを挟んで、インナーにはインディゴ染めのシャツを入れています。足元には先日ご紹介したアディダスオリジナルスのジャーマントレーナーを。
もちろん現行新品のスラックスでも問題なく成立するとは思いますが、古着のスラックスだとよりこの手のヘリテージ系スタイリングには収まりが良いです。
ゆるりとしたサイズ感は好みや気分でしょうが、普通はなかなか選ばない太さなので差別化やこなれ感は増しやすいはずです。
続いては更にカジュアルなトップスと合わせてこんな感じ。
50〜60年代のスタジャンに、ユニクロの2XLのスウェットパーカーを入れて、足元にはオールホワイトカラーのジャックパーセルを使っています。
これでジーンズやチノパンを合わせると、完全にこってりアメカジ親父が完成してしまいますが(突き詰めればそれもまたカッコ良いですが◎)、流石のスラックス効果でしっかりお出かけ着な感じをプラスしてくれています。
ここまでのスタイリングは全て共通していますが、スラックスとトップス(特にインナー)のトーンを合わせておくと、より大人っぽい感じにもなりますし、スタイリングとしての失敗も減らせるはずです。
そして最後は王道的な感じで◎
リーバイスのジージャンにセントジェームスのボーダーバスクシャツ、足元にはNB574を使っています。
先ほどまでとは代わって、スラックスの色味はどこでも拾わずに、その他をブルー系のトーンで落ち着かせています。
NGに感じる方もいらっしゃるかとは思いますが、個人的にはこの太めでズルッとした感じや、裾がたるんで綺麗に処理できていない感じが今の気分にあっていて気に入っています◎
トラディショナルなブランドや、トラウザーズブランドのスラックスも勿論魅力的ですが、古着にはまた別の魅力がありますし、何よりお手頃です◎
ユニクロなど安価でスラックスを購入できる時代ではありますが、ほとんど変わらない価格で古着のスラックスも買えますので、差別化したい方や、新品のスラックスに飽きた方は古着もチェックして探してみてください◎
ちなみに、インスタグラムでは毎日コーディネートをアップしていたり、オンラインサロン『オトナカジュアルスタジオ』もオープンしましたので、そちらも合わせてチェックいただけると嬉しいです。別注したブラックデニムパーカーも完成しています◎
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それではまた◎
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