定番的で、大人向けのメンズライクな魅力に溢れるライトアウター/ジャケットの代表的なブランドとして知られるBARACUTA(バラクータ)。
ブランドこそ知ってはいたものの、若い頃にはなかなか魅力も理解しきれず、何よりなかなかしっくりと着こなす難しさを感じていました。
いわゆるアラフォーに差し掛かったあたりから、次第にその魅力に惹かれるようになり、いざ購入したのは40歳目前くらいの3,4年ほど前でした。
バラクータと言えば、スイングトップの原型と言われゴルフジャケットとして作られたG9が代表的なモデルですが、それに並び長年高い人気を保っているのがG4。
のちにG9も購入したのですが、まずは先に購入をしたG4を今回はご紹介したいと思います。
BARACUTA(バラクータ)について
1937年、ジョン・ミラーとアイザック・ミラーの兄弟によりイギリスのマンチェスター郊外のオールドトラフォードで誕生した『BARACUTA(バラクータ)』。
英国陸軍支給用のジャンパーをベースに防風・防水加工を施したゴルフ向けジャンパーは通称「G-9」と呼ばれ、スイングトップの原型として知られています。
ブランドのアイコン的な柄である裏地に使用されるフレイザー・タータンも大きな魅力です。
著名人の愛用者も多く、スティーブ・マックイーン、エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラ、ジェイソン・ステイサム、高倉健などが好んで着用したと言われています。
BARACUTA G4について
ゴルフジャケットとして開発されたG9に対して、G4はドライビングジャケットとして作られています。
特徴としては、袖口や裾にリブの入るG9に対し、G4にはリブはありません。
シルエットもややゆったりとしたもので、着丈もG4に比べ長めに設定されています。
特徴的なドッグイヤーカラーと呼ばれるチンタブが一体になった襟や、サイドのフラップポケット、動きやすいラグランスリーブはG4と同様の仕様となっています。
着用コーデ・使用感
愛用しているのは3,4年前に古着で購入したベージュカラーのもの。
古着ではありますがコンディションも特に問題箇所もなく、価格は1万円強ほどと割安で購入しました。
現行の新品定価だと3万円〜4万円ほどになるかと思います。
着てみた感じはこんな具合です。
サイズは42で、身長181cm、体重74Kgです。
サイズ感的にはワンサイズ大きめかな(?)くらいになっていますが、リブがなく着丈を長めに取っている為、ライトアウター的に着用もでき、使用できるシーズンもG9よりも長いかもしれません。
生地感はいわゆるその後に作られた一般的なスイングトップと同じような厚みなので、そこまで高い防寒性ではありませんが、薄手の分、重ね着がしやく着こなしやすいです。(防風性があるのである程度の防寒性能はあると思います。)
ご覧の通り、かなりシンプルなデザインなので、アイテムそのもののインパクトは弱いかもしれませんが、名品中の名品だけあり、トラッド的なアイテムですがドレス系でもカジュアル系でも何と合わせても品の良さを感じる事ができますし、何より着ていて気分が上がります。
あまりに気に入ったので、このG4購入後すぐにG9も購入し、そちらもお気に入りの1着ではありますが、個人的には手持ちのブルゾンの中でもこのG4が最も気に入っているかもしれません。
ファストファッションに比べると価格は高いかもしれませんが、長く使えてこれだけ高い満足度も得られ、新品でも3万円台で手に入ると思うと、セレクトショップオリジナルやちょっとしたブランドの物を買うくらいなら、バラクータ一択だと思っています。
ブルゾンやライトアウターで良質なアイテムをお探しの方は、ぜひバラクータを選択肢に加えてみてください。
それではまた◎