Tiny Style Salon

定番ブランドや古着を中心に、30代40代の大人のメンズファッションに使えるアイテムの紹介、スタイルの提案をしていきます。

人気再燃中のバンド(ロック)Tシャツ。音楽ファン流の楽しみ方。

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年サイクルでブームを繰り返すバンドT、ロックTシャツ。

 

仕事も趣味の音楽な私にとっては、これまでブームを実感や気に留める事もなく、買ったり着たりをしてきました。

 

ただ、今回のバンドTブームにはこれまでとは異なる実感があります。

 

それは、自分が特に好きな時代やアーティストが今回のブームにはがっつりと含まれ、古着屋やオークションサイトなどでは価格も高騰しているという事。

 

この1、2年はバンドTに限らずプリントTシャツの類はあまり着る事はありませんでしたが、押し入れに眠った大量のバンドTシャツの中から何点かご紹介しつつ、お話を進めていきたいと思います。

 

 

買い集めたバンド(ロック)Tシャツについて

買い始めたきっかけ

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※手元のものではおそらく一番購入時期の古いダニエル・ジョンストンのTシャツ。2000年前後にBEAMSで買った記憶があります。

 

私が意識的に音楽をアレコレと聴き始めたのは1994年前後でした。

その頃から2010年前後までは海外のアーティストのCDやレコードを買い漁る日々。

 

海外のアーティストなので、来日ライブはそう頻繁にありませんし、国内アーティストに比べチケット代も高いこともあり、高校生の間はライブに行くという事はほとんどありませんでした。

 

ライブに足を運ぶようになったのは、90年代後半に東京で一人暮らしを始めるようになり、時間やお金をある程度自由に使えるようになってから。

 

特に契機となったのは1999年に苗場での初開催となったフジロック・フェスティバル。

当時、自分が好んでCDやレコードを聴き込んでいたアーティストが一同に会した、自分にとって夢のようなフェスティバルでした。

(確か、このフジロックまでは海外アーティストのライブはほとんど行った事がなかったと記憶しています、)

 

当然、会場には多くの出演アーティストのグッズ販売として、バンドTシャツが販売されており、そう多くは無い財布の中身と相談しつつ、リミットいっぱいまでバンドTを買って帰りました。

 

現場のテンションでお土産的に買っていたバンドT

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※左から、TEENAGE FANCLUB、JACK JOHNSON、THE SOUP DRAGONS。スープドラゴンズの物は当時バイトしていた古着屋で購入したもので90年代のオリジナルのツアーT。

 

かなり物持ちの良い私ではありますが、この頃に買ったTシャツは手元には残っておらず、フリーマーケットで売ったり、友人にあげたりしてしまいました。

 

というのも、ライブや会場の雰囲気でテンションが爆上がりした状態で物販に並ぶ為、購入時のジャッジがかなりゆるゆるになっていたからです。

 

家に帰ってきてから、

「なんでこれ買ったんだろ。。。」

という経験をした方は少なく無いと思いますが、まさにソレです。

 

次は気をつけようと思いつつも、その後10年以上の間、買ってもなかなか着ることの無いバンドTシャツをライブに行くたびに購入してしまっていました。

 

しっかりとデザイン性を見極めた購入へ

お土産感覚でライブに行くたびに買って帰ってきてしまう為、数百枚と溜まってしまっていたバンドT。。。

しかもその中の9割は着る事はありませんでした。

 

部屋のクローゼットなども限界もありますし、いよいよ真剣に厳選して買うようになりました。

 

ついついテンションで買わないように取った方法は、事前に告知されているデザインをライブ前にチェックして、その時点で欲しいものがなかった場合は買わないという手段。

これならライブを観たテンションで買っちゃう事が防げます。笑

 

バンドTコレクション

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こちらはメタルやラウドロックの祭典「LOUD PARK」に出演していたNAPALM DEATH(ナパーム・デス)のTシャツ。

こっち系は好んで聴いてはいないのですが、完全にデザインで選びました。

買ってからもうう4、5年は経っていますが、かなり現役で着ているお気に入りの1枚。

 

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デザインで買ったシリーズでもう一枚。

キング・クリムゾン来日公演の際のツアーTシャツ。

これも4年前後くらい前に買ったもので、絶妙なタイダイ染めとバンドのアイコンであるイラストがド級のインパクトがあり、6000円か7000円くらいとかなり高かったのですが、思い切って購入しました。

着る頻度はかなり少ないものの、手放せない1枚です。

 

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こちらはアメリカのオルタナロックバンド、DINOSAUR JR(ダイナソーJR)のツアーT。

パープルのボディでコーディネートが組みにくいところはありますが、このバンドのフロントマンがこんな感じのビビッドなカラーのTシャツをカッコよく着こなしているので、それに憧れて普段は買わない色ですが挑戦してみました。

 

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こちらはTHE FLAMING LIPS(ザ・フレーミング・リップス)のツアーT。

毎回CDやレコードのジャケットも前衛的で大好きなバンドで、グッズも毎回グッドデザインが多いです。

5、6年前に買ったと思いますが、気に入って良く着過ぎていてくたびれてきたので、最近は眠らせています。

 

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こちらはTHE SMITHSのモリッシーのツアーT。

ポップアート的なかなり洒落たデザイン。

 

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こちらはTHE STONE ROSES(ザ・ストーンローゼズ)のジャパンツアーT。

フロントは彼らのアイコンにもなっているレモンがドカンとプリントされたファンなら買わずにはおれないデザイン。

個人的に、バックプリントでツアーデイトが入った物は好きじゃ無いので、あまり着ていませんが、デザインも良いので手放さずに手元に残してあります。

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こちらはフランスのロックバンド、PHOENIX(フェニックス)の来日時に購入した物。
6、7年くらい前に買ったと思いますが、これもかなり着倒しましたので、最近は眠らせています。

バンドTには見えない洗練されたデザインだと思っています◎

 

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こちらはBON IVER(ボン・イベール)の来日公演時の物。

ネックのタグ部分もアーティストロゴのプリントになっていて、気が利いています。

SUB POPっぽいオルタナ感たっぷりのデザインでかなり使い回しやすい1枚だと思っています。

 

ここまでは前職で招聘していたツアーTばかりなので、全て2010年以降の物でレアとかでは全くありませんが、ファッションとしても使えるかなという事で手放さずに残してあったものでした。

 

以下2枚はアパレルブランドやショップで作られたアーティストTシャツ。

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こちらは RUDE GALLERY(ルードギャラリー)のSALEで購入したTHE CLASHのジョー・ストラマーをモチーフにしたイラストT。

この手のタッチの絵が特に好きなので、見つけた時に即購入しました。

 
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こちらは最近は毎シーズン、セレクトショップで展開されているフォトグラファーコラボのBJORK(ビョーク)のフォトT。

3年くらい前にジャーナル・スタンダードで買った物。

 

今回のバンド(ロック)Tシャツ・ブーム 

ここまでご紹介してきたTシャツのラインナップでなんとなくお分かりかと思いますが、90年代のUKやUSなどのインディー/オルタナが私の特に好きなアーティストやジャンルです。

 

これまでのバンドTやロックTというと、ガンズやKISSやレッド・ツェッペリン、メタリカなどに代表されるハードロックやメタルや、レッチリやビースティーボーイズ、新しくてもニルヴァーナあたりまでのバンドがブームの主な範疇でした。

 

しかし、今回のブームでは、90年代やいわゆるUK ROCKのバンドがその対象に含まれ、古着屋などではこの辺りのバンドのTシャツにもプレミア価格が付いています。

 

例えば、オアシスやマイブラ、ジザメリといったCREATION RECORDS勢や、ビョークあたりもオリジナルのツアーTの価格は高騰しています。

 

ここで紹介した中だと、THE SOUP DRAGONSのツアーTなどはオリジナルの物なので、バンド自体は一般的には知られていませんが、おそらく1万円超の価格が付くと思います。

ネットを見ていると、

「え、こんなマイナーなバンドのまで価格高騰しているの!?」

とかなり驚きがあります。

 

バンドTに限らず、ヴィンテージと定義される年代が変わってきているのもあると思いますし、いわゆるノームコアの反動でプリントや柄物の需要が高まっているのも理由としてあるのかもしれません。

 

なんにせよ、自分が好きなバンドがTシャツとしてでも注目され評価されているのはとても嬉しいので、プリントTシャツはこの数年あまり着ていませんでしたが、今年はここぞとばかりに着てみようと思っています。

 

それでは◎

 

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