アメカジ古着の代表的なブランド「TOWN CRAFT(タウンクラフト)」。
私もかれこれ20数年、好みの色・柄を見つけては買っている好きなメーカーの一つです。
中でも、ネルシャツやチェックシャツなどのシャツ類を好んで買っているので、今日はそちらを使ったスタイリングをいくつかご紹介していきます。
一般的な日本人の場合、アメリカ文化の影響を強めに受けたファッションアイテムを使う方が多いので(スウェットやネルシャツ、チノパン、ジーパン等々)、ネルシャツも老若男女問わず誰もが何気なく着用しており、差別化してスタイリッシュに使うのが少し難しいアイテムなので、いわゆる「オシャレに見せたい」という目的で使うには、ある程度こなれた方向けのアイテムかとは思います。
TOWN CRAFT(タウンクラフト)について
1927年に、アメリカの大手百貨チェーン店の「J.C.PENNEY(J.C.ペニー)」内のプライベートブランドとしてスタートした代表的なストアブランドです。
J.C.ペニーは他にも、BIG MACやPAY DAYといったワークテイストの強いプライベートブランドも展開していますが、タウンクラフトはそれらと比べるとカジュアルウェア・オシャレ着要素の強いブランドと言えます。
ストアブランドながら、古着ファンの中では収集されている方もいるほど人気も高く、他のヴィンテージ古着同様にタグなどから年代判別も体系化されており、マニア心をくすぐる要素も持ち合わせています。
ネルシャツについて
「フランネルシャツ」の略称で、元はウールを使用した厚手の生地を指しますが、コットン製の薄手のものを「ネル」と呼んだり、昨今では厚手の場合には"フランネル"、薄手の場合には"ネル"と呼んだりもするようです。
ご存知の方が多いとは思いますが、コーヒーの"ネルドリップ"のネルはこの生地の事ですね。
1930年代に「BIG MAC」などのワークブランドから続々生産が始まると、その保温性と安価なコストパフォーマンスから広く受け入れられ、アメリカの定番的日常着としても浸透していったとされています。
着用コーディネート
現在私が愛用しているのが赤系メインのチェック柄で、やや汎用性が低いもので今回は3パターンのスタイリング紹介とさせてください。汗
まず最初はこんな感じで。
数ヶ月前のスタイリングなもので、季節感が合わずで申し訳ありません...。
インナーに同系色のプリントTシャツ(ロシアアヴァンギャルドのロトチェンコTシャツ)を入れて、ショートパンツに足元も同系色のKEDSのスリップオンを合わせたかなりカジュアル寄りなスタイルです。
ご近所サイクリングの時だったので思い切りラフにしている為、髪型や顔立ち、体系などによっては"休日のパパ感"がMAXになってしまいがちでオススメできるスタイルではありませんね...。汗
気を取り直して二つ目はこんな感じ。
ボタンは第一ボタンまで全て留めて、生成り色のコーデュロイパンツにコーデュロイのベレー帽、ブランドストーンのサイドゴアブーツを合わせています。
かなりシンプルなスタイリングではありますが、トーンをブラウン系統でまとめているのと、ボタンを上まで留めることで、カジュアルに寄り過ぎるのを少し避けた形にしています。
最後は腰巻きに使ったスタイルで。
ブラックカラーのロングスリーブTシャツに、オリーブカラーのカーゴパンツにネルシャツを腰巻きして使っています。
Tシャツのバックプリントの色味を、帽子・シャツ・ソックスで拾っていって色味はまとめています。(バス運転のおふざけショットはスミマセン...。苦笑)
腰巻や肩がけなどは抵抗感のある方もいらっしゃるかとは思いますが、イージーにポイント作りができてこなれ感も出しやすいので、個人的には非常にオススメな使い方ではあります◎
最後に(まとめ)
と、今回はアメカジ古着の定番、タウンクラフトのチェック柄のネルシャツをご紹介してみました。
今回使ったのは80年代とそこまで古いものではないので、5000円もせずに古着屋などで買うことができると思いますし(タウンクラフトならもっと古くてもさほど高くありませんが)、ユニクロやGUだと柄物被りのリスクもありますので、どうせ4、5000円出すなら古着のシャツから選んでみると、幅も広がり、サステナブルでもありますので選択肢に加えていただけると幸いです◎
少し前にバナリパのネルシャツもご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
ちなみに、Instagramでは毎日コーディネートをアップしているので、そちらも合わせてチェックいただけると嬉しいです。
それではまた◎
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